今被災したらどうする?イメージトレーニングをしよう

今被災したらどうする?イメージトレーニングをしよう

今、まさに今この瞬間に、震度7クラスの大地震が発生したら。想像してみたことありますか?

例えば通勤電車内。仕事を終えて、いつもの電車で帰宅中に地震発生。突如スマートフォンから緊急地震速報が鳴り響き、次の瞬間、大きな揺れが発生。電車はガタガタいいながら急停車。なんとか停車できたようだが、車内の電気が全部消えてしまった。真っ暗な車内では、あちこちからうめき声やざわめきが聞こえる。手持ちのスマートフォンを照明がわりにして、足元や周囲を照らす。周囲も同じように行動する人がおり、社内が徐々に明るくなる。転倒者続出、怪我をしている人、床に倒れこんでる人多数。ひとまず倒れている人に声をかけ、助け合う。皆落ち着いているようにみえるが、怖い。とても大きな揺れ。着席していた自分は幸い無傷でいられたが、これからどうすべきか。。車内アナウンスもない。

今、会社の最寄り駅から3駅ほど進んだ地下鉄内にいる。家までの距離は遠い。会社に戻ったほうがよいか、それともこのまま帰宅するか。どうやって?地図もない状況で帰れる?会社から家までは直線距離で30kmある。外の状況がどうなってるのかもわからない状況、かつビジネスシューズで20km~30km移動できるのか。のどが渇いてきた。水、、、お茶もなにもない。やはり一度会社に戻ろうか。そうすれば仲間がいるし、備蓄品もある。3駅程度なら余裕で歩いて帰れるだろう。そんなことを考えていた矢先、また大きい揺れが発生。車内に悲鳴が響き渡る。泣き出す女性、狼狽える男性、パニックになっている人もいる。とても危険な状況。どうすればいいのか。。。

いつ、どこで被災するかわかりません。通勤中かもしれないし、就業中かもしれません。幸い、家族とともに過ごしている週末かもしれません。今この瞬間に被災した時に、どのような行動をとるべきか、準備をしておくべきか。携行品だけでなく、行動計画や心構えなども大事です。被災時に慌てず冷静に行動できるように準備をしておく必要があります。そのためにも、イメージトレーニングが役に立ちます。自分自身の普段の生活シーンをイメージしながら、被災してしまったときのイメージトレーニングを行うことをお勧めします。