「横浜で津波が来たら内陸(高台)へ」ハザードマップを更新

「横浜で津波が来たら内陸へ」ハザードマップを更新

横浜駅周辺は海抜が低く、津波が発生した際には、西口や東口の商業エリアはほぼ全面的に浸水してしまうそうです。逆に、海に近いMM21地区は地盤が高く、建物も耐震性に優れた構造になっている為、倒壊のリスクが低いことから避難先の一つに位置付けされていました。

しかし、その後の検討で、横浜駅周辺地区都市再生安全確保計画を改定し、避難方向の見直しが了承されました。

(1)MM21地区へは海に近づくことになり、避難者が混乱する(2)MM21から内陸へ避難しようとする人と交錯する-といった事態が懸念され、見直しが必要との判断に至った。内陸側の反町、三ツ沢などを中心とした海抜5メートル以上の高台へ誘導する形に指針を変更した。

引用:カナロコ(神奈川新聞社)

横浜駅周辺は全面的に浸水が予想される

横浜市の公式サイトでは、「都市再生安全確保計画」で津波が来た際の避難誘導方向として、以下のような「横浜駅周辺 津波避難マップ」のPDFを配布しています。

横浜駅周辺 津波避難マップ(平成29年度改訂版)(PDF:4,928KB)

横浜市の公式サイトでは、「都市再生安全確保計画」で津波が来た際の避難誘導方向として、以下のようなPDFを配布しています。

地図の水色の部分は、津波が来た際に浸水が予想されるエリアです。
横浜駅は川が近いので、西口と東口も含めて、商業エリア一帯はほぼ浸水してしまっています。地図の右下の「みなとみらい21地区」は浸水が予想されていない為、今までは、このエリアも避難方向として誘導されていました。

ただ、みなとみらい21地区の方が海に近い為、避難者が交錯する恐れがあるということで、今回見直しが図られることになりました。地図の左上の方は、海抜が5m以上ある高台となっている為、そちらの方向に避難するよう見直されています。

つまり、みなとみらい21地区にいる際に津波が発生した場合には、海沿いからは離れて、高い建物に避難する。横浜駅周辺にいる際に津波が発生した場合には、みなとみらい21地区とは反対方向の高台(鶴屋町の奥や三ツ沢方面)に向かって避難するのが良さそうです。

帰宅が困難になってしまった場合の避難所

こちらは、横浜駅近辺で帰宅困難になってしまった場合の「横浜駅周辺 滞留者・帰宅困難者避難マップ」のPDFになります。

横浜駅周辺 滞留者・帰宅困難者避難マップ(平成29年度改訂版)(PDF:1,355KB)

こちらは、帰宅困難になってしまった場合の「横浜駅周辺 滞留者・帰宅困難者避難マップ」になります。

もちろん、津波が来た際には、横浜駅周辺の避難所は使えなくなってしまう可能性が高いので、状況に応じて別の避難所に行くようにしましょう。

まとめ

上記の「津波避難マップ」や「帰宅困難者避難マップ」は、横浜駅周辺のポスターからQRコードでダウンロードできるようになっているそうです。または、こちらの記事のリンクを辿って、横浜市の公式サイトから、避難マップをスマホにダウンロードできます。万が一に備えて、スマホに地図をダウンロードしておき、普段から意識するようにしたいですね。

・都市再生安全確保計画(横浜市 公式サイト)
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/toshin/excite22/keikaku/safe.html